Market Information
マーケット情報 2021年
クロスボーダーM&A
マーケット情報
1.日本と世界各地域間のM&A状況
2021年における日本と世界各地域間のM&A件数および取引金額(公表ベース)
2012年以降2019年まで8年連続で増加してきたが、2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の影響を受けて減少していた。2021年は全マーケットで増加し、2年ぶりの最多更新となる。件数はIN-INとOUT-INは過去最多、金額はクロスボーダー(IN-OUT、OUT-IN)案件が全体の8割超を占めた。クロスボーダー(IN-OUT、OUT-IN)の取引金額ベースが大幅増となったのは、USバンコープ(アメリカ)/MUFGユニオンバンク、日立製作所/グローバルロジック(アメリカ)などの大型案件によるものである。
日本とASEANにおけるIn-Out件数は、北米、欧州圏に次いで多い。
2.日本とASEAN主要6か国間のM&A状況
日本とASEAN主要国(シンガポール、ベトナム、タイ、インドネシア、フィリピン、マレーシア)間の2017年から2021年のM&A件数(In-Out、Out-In別)および取引金額(公表ベース)は以下の通り。
(1)In-Out
(2)Out-In
- ◆為替レート:$1=¥110として計算
- ◆出所:レコフデータ