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月刊事業承継M&Aレポート
12月の件数は516件で前年同月比26.2%増となり、月間件数で最多となった。マーケット別ではIN-INが396件で前年同月比23.8%増、IN-OUTは75件、同29.3%増、OUT-INは45件、同45.2%増と、すべてのマーケットで二桁増となった。同月の事業承継M&A(注1参照)は80件、前年同月(98件)比18.4%の減少となった。
牛丼チェーンなどを運営する松屋フーズホールディングスは、ラーメンチェーン展開の松富士(東京都)を買収する(2026年1月完了)。代表取締役、MR投資事業有限責任組合から全株式を取得する。松富士は2007年設立、売上高100億600万円。「六厘舎」など全9ブランド・111店舗(2025 年3月末時点)を関東ドミナントで展開する。埼玉県・所沢のセントラルキッチンを核とした品質・衛生管理、多様な立地フォーマットでの高い再現性を強みとする。松屋フーズHDはブランドポートフォリオの強化と商品開発・店舗オペレーション技術の相互活用を図る。ラーメン業態への本格進出を通じて、顧客接点を拡げる。
他の大手企業をみても、すかいらーくHDは資さん(うどん店「資さんうどん」を展開)を買収(2024年完了)、また、吉野家HDはキラメキノ未来(京都府などでラーメン店を展開)を買収(2025年完了)した。人件費や原材料価格が上昇傾向にある中、M&Aを通じて業態を拡充しリスク分散などを図ろうとしている様子が窺える。
なお、レコフデータによると2025年の事業承継M&A件数は1,028件、前年比+11.4%となり年間で最多となった。2025年、全国の企業による休廃業・解散件数は7万件に近いレベルと伝えられており、今後もM&Aは事業の継続に向けた重要な手段になりそうだ。
(注1)M&A件数は、株式会社レコフデータがニュース・リリース等公表資料などから集計しているデータによる
IN-IN:日本企業同士のM&A
IN-OUT:日本企業が当事者1(買い手)、外国企業が当事者2(売り手)となるM&A
OUT-IN:外国企業が当事者1(買い手)、日本企業が当事者2(売り手)となるM&A
ここでは公開情報から収集した「売り手の経営者や個人株主が株式の大半あるいは一定規模を売却した案件(オーナー系企業売却案件)」を事業承継M&Aと定義。
ただ、事業承継M&Aは捕捉不可能な未上場企業同士の非公開案件が多く、実際の件数はこの数倍と言われている。
公表ベースでデータを収集しており、未完了案件を含む。
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