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山梨県のM&A

山梨県のM&A・経済近況

総人口は2000年をピークに、2017年には約82万人となり、今後も人口減少が続くとみられています。食料品製造業、電子部品・デバイス・電子回路製造業は就業者シェアが高く、県内の中心産業となっています。付加価値構成比の大きい電気機械器具製造業も重要度が高くなっています。第一次産業では耕種農業を中心とした農業の集積と優位性が見られます。

山梨県のM&A事例

山梨県のM&A件数 – 2022年

2022年の山梨県のM&A件数は16件と過去最高でした。
内訳(買手-売手)は、地域内-地域内 0件、地域内-地域外 7件、地域外-地域内 9件 でした。

M&Aトピックス

山梨県の企業が買い手となった特徴的なM&A案件を、年度別にピックアップしてご紹介します。

2018年

 

ファナック/ライフロボティクス

ファナックは、協働型ロボット「CORO」開発・製造・販売ベンチャーのライフロボティクス(東京)を2月9日付で買収した。グローバル・ブレイン(同)が運営するグローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合(同)、31VENTURES Global Innovation Fund1号(同)などから全株式を取得した。ライフロボティクスは2007年設立。「CORO」は肘回転関節をなくし伸縮する関節を採用することで、周囲との干渉を最小限に抑えながら、多様な姿勢と幅広い動作範囲を実現するロボット。ファナックはロボットの多様化などの可能性を追求する。

2017年

 

山梨中銀地方創生投資事業有限責任組合/ゴハンスタンダード

山梨中銀経営コンサルティング(山梨県甲府市)が運営する山梨中銀地方創生投資事業有限責任組合(同)は、日本食専門の海外向けECプラットフォーム「和食エクスプローラー」運営ベンチャーのゴハンスタンダード(東京)に2016年12月9日付で資本参加した。1000万円の第三者割当増資を引き受けた。同社は2015年11月設立、従業員3人。海外販売(輸出)を志向する中小の食関連業者向けにWEBサービスを提供している。山梨中央銀行と連携し、農・食関連業者の海外販路開拓・拡大を支援するためのサービスを2017年4月に実施する予定。調達資金で地域経済の拡大を目指すビジネスモデルを展開していく。
 

山梨中銀地方創生投資事業有限責任組合/アイ・ティ・リアライズ

山梨中銀経営コンサルティング(山梨県甲府市)が運営する山梨中銀地方創生投資事業有限責任組合(同)は、クレジットカード一括管理アプリ「CRECO(クレコ)」運営ベンチャーのアイ・ティ・リアライズ(東京)に2月24日付で資本参加した。約3000万円の第三者割当増資を引き受けた。同社は1月に地方金融機関を対象としたFinTechサービスの導入支援として、地方銀行・信用金庫向けスマートフォン用バンキングアプリと地方創生支援サービス「地銀アプリwithCRECO」の販売を開始した。調達資金で「CRECO」を基盤とした開発力強化を行い、利便性が高いライフスタイルアプリを提供する。(発表は2017年2月27日)
 

やまなし新事業応援投資事業有限責任組合/VISTA

山梨県、山梨中央銀行などが出資し、山梨中銀経営コンサルティング(甲府市)が運営するやまなし新事業応援投資事業有限責任組合(同)は、真空装置・真空関連機器製造のVISTA(山梨県富士吉田市)に2016年12月27日付で資本参加した。3000万円の第三者割当増資を引き受けた。同社は従業員7人。真空計測関連装置などの開発・製造を手がけ、半導体業界を中心に業務を展開している。真空計測機能に加え残留気体の成分分析が可能な世界唯一の分析器を開発し、販売を開始した。同組合の第4号案件となる。山形県が設置した支援チームとの連携し、各種支援を行う。

2016年

 

セフティ・グリーン/水府ゴルフクラブ

疾グループで測量業務などの疾測量(山梨県甲斐市)の全額出資子会社で環境コンサルタント事業のセフティ・グリーン(同)は、アコーディア・ゴルフの全額出資子会社のアコーディアAH02(東京)がゴルフ場「水府ゴルフクラブ」(茨城県常陸太田市)事業を会社分割して3月1日付で設立した水府ゴルフクラブ(東京)を同日付で買収した。全株式を取得した。同社は売上高2億6700万円。アコーディア・ゴルフは同コースが地域に根差したゴルフ場運営に転換することで今後の発展も期待できると判断した。
 

富士山の銘水/キリンビバレッジ

ウォーターサーバーによる水宅配サービス「Frecious(フレシャス)」を提供する富士山の銘水(山梨県富士吉田市)は、キリンホールディングスの孫会社で清涼飲料製造販売のキリンビバレッジ(東京)からウォーターサーバーを利用した水のホームアンドオフィスデリバリー事業を会社分割により4月1日付で譲り受ける。
 

キトー/スコーメタル

キトーは、チェーンなど製造、販売の豪PWB Anchorの持株会社である豪スコーメタルを4月29日付で買収した。南アフリカの政府系ファンド、Industrial Development Corporation of South Africa(IDC)から4億6800万円(550万豪ドル)で全株式を取得した。関連費用等を含めると5億1100万円(600万豪ドル)。スコーメタルは売上高118億7000万円(2200万豪ドル)。30年にわたりキトーの豪州での総販売代理店であり、同州で強固なセールス基盤を有する。キトーは豪州での販売ネットワークとPWBAのチェーン生産機能を獲得する。同地域での事業を強固にする。グローバル生産・供給体制の構築を目指す。★データ追加 2016/07/22 スコーメタルは、8月に社名を「Kito Australia Pty. Ltd」に変更する。新会社名に「Kito Australia Pty. Ltd」を追加。

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