hokkaido M&A

北海道地方のM&A

北海道地方の経済

北海道は地域の特色を活かし、農林水産業や製造業の中でも食料品、木材・木製品、パルプ・紙・紙加工品、石油製品・石炭製品に強く、北海道の総生産(名目)は平成8年をピークに全国平均よりもさらに大きく低迷が続いています。直近では2016年夏の台風災害による復旧工関連工事に伴う公共投資の増大や航空路線の拡大や増便、新千歳空港の規制緩和などの影響によるインバウンド需要の好調等により景気は復調傾向にあります。

北海道の人口は20年連続で減少し、少子高齢化が全国よりも早いペースで進み、人手不足は深刻さを増しています。

北海道地方のM&A事例

北海道地方のM&A - 2018年

 
2018年の北海道地方のM&A件数はトータル86件でした。年度別M&A件数としては2016年の90件が最高で、それに次ぐ件数でした。 買手、売手とも北海道地方内のM&A案件は34件、買手が地域内、売手が地域外のM&A案件が9件、買手が地域外、売手が地域内のM&A案件が43件(うち1件は海外の買い手)でした。北海道地方の企業が買手となった43案件を業種別にみると、「その他金融業」が22件でトップ、次いで「サービス業」が15件、「小売業」が13件でした。

トータル86件M&A案件中、金額が公表されているもので2018年の金額トップ5は、
 
    • 1位  約400億円
      オリックスが、香港の自動車、産業機械など輸入商社のコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドの全額出資子会社で酪農機械輸入販売のコーンズ・エージー(北海道)を買収

 
      • 2位  約64億円
        アークス(北海道)とバローホールディングス(岐阜県)、リテールパートナーズ(山口県)は、3社間で「新日本スーパーマーケット同盟」の名のもと、資本業務提携を締結。3社が互いに2%強の資本を持ち合い、既存事業強化と次世代に向けた取り組みを共同で行う

 
      • 3位  約35億円
        メディカルシステムネットワーク(北海道)は、保険調剤薬局経営の永冨調剤薬局(大分市)を買収

 
      • 4位  約12億円
        ナノキャリアは、ノーリツ鋼機のひ孫会社でマザーズ上場のジーンテクノサイエンス(北海道)に資本参加

 
      • 5位  約5億円
        メエスフーズは、ホクリョウが設立し、エスフーズが3月に増資引き受けで90%を出資するエスフーズ北海道(北海道)を通じて、ホクリョウから札幌支店・小樽営業所・旭川支店・北見支店・釧路支店の畜肉販売などの食品事業を会社分割により譲り受けた

 
といった案件があげられます。

北海道地方のM&A - 2017年

 
2017年の北海道地方のM&A件数はトータル66件でした。買手、売手とも北海道地方内の案件は22件、買手が地域内、売手が地域外の案件が7件、買手が地域外、売手が地域内の案件が37件でした。北海道地方の企業が買手となった29案件を業種別にみると、「その他小売」、「銀行」が7件でトップ、「ソフト・情報」、「その他金融」、「その他販売」、「サービス」が2件でした。

トータル66件中、2017年の金額トップ5は、
 
      • 1位  233億円
        ニトリホールディングス(北海道)は中古住宅再生販売のカチタス(群馬県)へ資本参加

 
        • 2位  231億円
          ドラッグストア大手のツルハホールディングス(北海道)は同業の杏林堂薬局(静岡県)の持株会社である杏林堂グループホールディングス(同)を買収

 
        • 3位  30億円
          全国信用協同組合(東京都)は空知商工信用組合(北海道)に資本参加

 
        • 4位  24.1億円
          東京センチュリーの子会社でレンタカー事業のニッポンレンタカーサービス(東京都)は東京急行電鉄の子会社でバス事業のじょうてつ(東京都)との共同出資会社でレンタカー事業のニッポンレンタカー北海道(北海道)を買収

 
        • 5位  22.5億円
          メディカルシステムネットワーク(北海道)は保険調剤薬局経営のアポテック(青森県)を買収

 
といった案件があげられます。

北海道地方の過去の案件

(北海道地方の公表ベースのM&A件数推移)

買手(当事者1)、または売手(当事者2)が東北地方の企業のM&A件数を集計

出所:レコフM&Aデータベース

過去の主な大型案件

公表日対象会社金額
2013/11 ツルハホールディングス/ハーティウォンツ
ツルハホールディングス(北海道)はドラッグストア、調剤薬局経営のハーティウォンツ(広島県)を買収。リサ・パートナーズ(東京都)の傘下のリサ・キャピタル・マネジメントの運営するファンドから株式を取得した。ツルハホールディングスはマツモトキヨシホールディングス、サンドラッグに次ぐ業界3位に浮上した。
101億円
2011/6 アークス/ユニバース
食品スーパー大手のアークス(北海道)はユニバース(青森県)を買収し完全子会社化。売上高合計は4061億円となり当時同業1位のライフコーポレーションに次ぐ2位の規模となった。
129億円
2007/2 昭和リース(新生銀行子会社)/ユニコ・コーポレーション
新生銀行の子会社でリース事業の昭和リース(東京都)は受け皿(エス・エス・ソリューションズ)を通じて、当時会社更生手続き中で同業のユニコ・コーポレーション(北海道)から金融事業、資産を譲り受ける。
444億円
2005/7 ホーマック/カーマ、ダイキ
当時ホームセンター業界6位のホーマック(北海道)は同7位のカーマ、同8位のダイキ(愛知県)と経営統合し、業界最大手となった。
1460億円
2004/10 リベラ/東日本フェリー
海運中堅のリベラ(広島県)は会社更生手続き中の東日本フェリー(北海道)を買収する。
100億円
2003/5 北陸銀行/北海道銀行
北陸銀行(富山県)と北海道銀行(北海道)は持株会社方式により2004年に統合した横浜銀行に次いで地銀第2位の規模となった。
695億円
2002/1 北洋リース/北都リース
北洋銀行系の総合リース会社の北洋リース(北海道)は道内中堅の北都リース(北海道)のリース債権、従業員を譲り受けた。
100億円
2001/7 ダイカ/伊藤伊、サンビック
日用雑貨卸大手のダイカ(北海道)、伊藤伊、サンビック(愛知県)の3社は共同持株会社を設立して経営統合し、当時最大手のパルタックを抜いた
101億円

北海道地方のレコフの実績

レコフの北海道地方における主な実績を紹介します。なお、直近の案件は機密保持上、開示しておりませんのでご了承ください。

公表日対象会社(ポジション)
詳細
2013/4ファーマライズホールディングス/たかはし(仲介)
ファーマライズホールディングスは、調剤薬局事業などのたかはし(北海道釧路市)を4月30日付で買収。高橋貢社長らから8億2000万円で全株式を取得した。
2011/6アークス/ユニバース(仲介)
北海道食品スーパー大手のアークスは、青森県を中心に事業展開するユニバースを完全子会社化。アークスは売上高3036億円、北海道で200店を展開。ユニバースは同1025億円、青森県、岩手県、秋田県に計47店を展開。売上高合計は4061億円となり、国内食品スーパーでライフコーポレーションに次ぐ2位の規模となった。
2009/9アークス/札幌東急ストア(仲介)
北海道食品スーパー最大手のアークスは、東京急行電鉄の子会社で同業の札幌東急ストア(札幌市)を買収。アークスは、グループのインフラを活用し、サービスレベルの向上と経営の効率化を図る。
2006/10ジー・コミュニケーション/イー・シー(仲介)
外食店、学習塾などを展開するジー・コミュニケーション(名古屋市)は、全額出資子会社で個別指導塾「ITTO個別指導学院」など学習塾運営のジー・エデュケーション(同)を通じて、英会話学校「EC英会話」を運営するイー・シー(札幌市)を買収。
2003/5タカラ/コティ(仲介)
タカラは、全国46カ所で託児施設を運営しているコティ(札幌市)を第三者割当増資により買収し、育児関連ビジネスに参入。
2003/2マックスバリュ北海道/王子サービスセンター(仲介)
マックスバリュ北海道は、王子製紙の全額出資子会社、王子サービスセンター(苫小牧市)から、苫小牧市内で経営するスーパー5店舗の営業権を譲り受けた。
2002/5ラルズ/福原(仲介)
札幌地盤の食品スーパーラルズと帯広地盤の福原は11月上旬をメドに経営を統合。ラルズが会社分割で新ラルズを設立し、純粋持株会社となった。その後株式交換で福原を完全子会社化。道内1位と5位の食品スーパーの統合で売上高は1900億円へ。道内の他の食品スーパーにも参加を呼びかけており、道内での競争力確保を図る。この案件でアークスグループが誕生した。
1999/2丸紅/アインファーマシーズ、アインメディカルシステムズ(仲介)
丸紅は調剤薬局大手のアインファーマシーズ(北海道)に第三者割当増資で資本参加、及び子会社のアインメディカルシステムズを買収し、成長が見込まれる調剤薬局市場に本格参入。
1988/12大丸スーパー/丸友産業(仲介)
アークスグループの前身(株)ラルズが誕生。

選ばれる理由

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