山形県のM&A・経済近況
山形県は人口減少・少子高齢化が進み、2025年時点の総人口は約101万人となっています。一方で、豊かな自然環境を活かした農業が盛んなほか、電子部品・デバイスや情報通信機器、精密機械などの製造業が県内経済を支えています。近年は再生可能エネルギーやデジタル分野への取り組みも進み、地域産業の高度化が図られています。
山形県のM&A件数 – 2025年
2025年の山形県のM&A件数は19件でした。
内訳(買手-売手)は、地域内-地域内 1件、地域内-地域外 4件、地域外-地域内 14件 でした。
(株)レコフデータの「MARR Pro」を元にレコフが作成
M&Aトピックス
山形県の企業が買い手となった特徴的なM&A案件を、年度別にピックアップしてご紹介します。
2025年
電通ベンチャーズSGP投資事業有限責任組合/メタジェンセラピューティクス(MGTx)
電通グループの全額出資子会社の電通イノベーションパートナーズ(同)が運営する電通ベンチャーズSGP投資事業有限責任組合(同)などは、マイクロバイオームサイエンスを活用した医療・創薬事業ベンチャーのメタジェンセラピューティクス(MGTx、山形県鶴岡市)に7月-9月に資本参加しました。ジャフコグループなども追加出資した。シリーズBファースト・セカンドクローズで総額23億2000万円の第三者割当増資を引き受けました。MGTxは2020年設立。「腸内細菌叢移植(FMT)」のための日本発のマイクロバイオーム医薬品(FMT医薬品)の開発を進めています。資金調達により潰瘍性大腸炎と対象とした「経口FMT医薬品」の開発を加速させるとのことです。
2024年
カナデン/高島電機
カナデンは、FA機器、電設資材、高低圧配電盤仕入・販売、システムソフト設計の高島電機(山形市)を12月2日付で買収しました。東京中小企業投資育成(SBIC、東京)、取締役5人、個人8人から22億6300万円で全株式を取得しました。高島電機は1949年設立、売上高47億9200万円。東北地方で電設資材やFA機器をはじめ制御機器、高低圧受配電盤の設計・製造・販売に強みを持ちます。カナデンはFAシステム事業と連携させました。商材の拡大や技術力の増強、販売エリア・顧客層の拡大を図るほか、新たなソリューション開発などのシナジーを発揮させるとのことです。
2023年
JICベンチャー・グロース・ファンド2号投資事業有限責任組合/メタジェンセラピューティクス
産業革新投資機構(JIC、東京)の全額出資子会社のJICベンチャー・グロース・インベストメンツ(同)が運営するJICベンチャー・グロース・ファンド2号投資事業有限責任組合(同)は、バイオベンチャーのメタジェンセラピューティクス(山形県鶴岡市)に4月に資本参加しました。ジャフコグループなども追加出資した。シリーズAファーストクローズで総額11億円の第三者割当増資を引き受けました。メタジェンセラピューティクスは2020年1月設立。資金調達により「腸内細菌叢移植(FMT)」の社会実装へ向けた「腸内細菌叢バンクの構築・運用」や「腸内細菌創薬プログラムの研究開発」を加速させました。
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